- a
- ファイル、書き出す
- b
- 書き出す
- a
- エクセルで、次へ、書き出す
- b
- 書き出す
- a
- ファイル、書き出す
- b
- 書き出す
- a
- エクセルで、次へ、書き出す
- b
- 書き出す
- a
- 書き出す
- b
- 書き出す
- a
- …OK
- a
- みんなは、わたしが、気づいて、いないと、思っていたけど、わたしは、知っていた、
 この、ちいさな部屋が、もうすぐ、燃え尽きて、なくなることを
- b
- もう朝とかヤバイ。
 このへんやったのがこのへんになってる。
 ああ寒かったんやなオレ、って。
 めっちゃくるまってるもん(笑)
- a
- 窓から、みえる、たくさんの、あかり
- b
- ロープーウェイみたいなん乗ってたら、通信が入って、
 なんかちょっとふざけた楽しそうな調子で、
 お前らちゃんとストップできるかやってみいて言われて、
 ストップボタンがわからんくて、ギリギリなんとか押せて、
 でもあと5秒余裕があってん、ぴったりストップじゃなくて。
 電光掲示板見たら、結果はカタカナでシェー!やった。
 むこうはぴったり0秒やったみたい
- a
- よく見えます、ここから、そちらからは、わたしのことは、見えない、だろうけど
- b
- やっぱりなんでも書いておけるっていうのがいい。
 こういうのもちゃんと書いておかな、手帳かなんかに書き出しておかな、
 っていうから、手帳欲しいですかて聞いたら、
 おお、そうやな、持って来てくれ、って言ってた
- a
- よく見えます、赤いあかり、青いあかり、白いあかり、緑のあかり、
 光が、暗闇に、瞬いて、ここから、あなたたちの、ささやかな光が、
 音もなく、呼吸するのが、よく見えています
- b
- 飛行機、渡り鳥、本が飛ぶ、
 言葉が、文字が、記憶が、
 断片が飛ぶ、生と死が飛ぶ、兵士たちが、見る夢
- a
- 激しい、振動、が続いています。
 わたしはクドリャフカ、今、高度100㎞上空の、ちいさな部屋にいます
- b
- 4人がけのテーブル、最初手前に座ってたけど、何回か出入りしているうちに、
 いつのまにか、僕が、奥の席、になってた
- a
- おはよう
- b
- おはよう
- b
- …スフィンクスと黒髪
- a
- スフィンクスと黒髪てなに?
- b
- わからん、なんか夢に出て来た、新しいギャグの名前
- a
- ふーん
- ――終わりです。