- 娘
- はじめまして。おはよう、こんにちは、こんばんは
- ハッピー
- はじめまして
- 娘
- はじめまして
- ハッピー
- おはよう
- 娘
- おはよう
- ハッピー
- こんにちは
- 娘
- こんにちは
- ハッピー
- こんばんは
- 娘
- こんばんは
- ハッピー
- はじめまして
- 娘
- はじめまして。ハッピー
- ハッピー
- 君の周りには線が引いてあるね。
君をグルッと囲むように書いてある線、それは何?
- 娘
- それを越えてはダメです。
- ハッピー
- どうして?
- 娘
- これから内側は私の生活だから。
私自身の生活を私は守って生きて行きたいの。
- ハッピー
- うん。
- 娘
- だからむやみやたらに入って来られたくないの。
誰かと一緒に居るならば、誰かと一緒になるのではなくて、
誰かと一緒に生活がしたいの。
- ハッピー
- なるほど
- 娘
- あなたともよ、ハッピー
- 二人食事をしている
- 娘
- お茶いる?
- ハッピー
- うん。
- 娘
- 冷たいので良い?
- ハッピー
- うん。ありがとう。
- 娘
- おいしかった?
- ハッピー
- おいしかったよ。また作ってね。
- 娘
- うん。
- ハッピー
- お邪魔します。いい?
- 娘
- うん、いいよ。
- ハッピー、娘の傍により身体を寄せる
- 娘
- ねぇ、ハッピー。
- ハッピー
- 何?
- 娘
- あなたは出会ったときからずっと、
私の生活をちゃんと守って生活をしてくれている。
- ハッピー
- うん
- 娘
- ありがとう
- ハッピー
- うん。
君の周りにグルッと囲むように引いてある線。
僕は決してその中に君に無断で入ったりしないよ。
- 娘
- うん。
- ハッピー
- その中は君の生活だから。君のそれを守りながら生きていく。
食べる事、眠る事、それを繰り返す生活。
- 娘
- うん。
- ハッピー
- 僕はずっと君の傍にいるために、君と君の生活を守って生きていく。
- 娘
- うん。
- ハッピー
- お邪魔しました。
- ハッピー、娘から少し離れる
- 娘
- もう寝る?
- ハッピー
- もう寝ようか
- 娘
- お風呂に入って今日はもう寝よう
- ハッピー
- うん。
- 娘
- おやすみなさい。
- ハッピー
- おやすみなさい
- 娘
- また明日。
- ハッピー
- うん、また明日。おやすみなさい、良い夢を。
- 終。